審美歯科治療・ホワイトニング
日本歯科審美学会、ホワイトニングコーディネーターの認定証を取得している衛生士が、
審美歯科医師の指示のものにホワイトニングを行います。
ホワイトニングは歯の表面のエナメル質の有機質溶解、無機質脱灰等の構造変化を利用し、歯を白くしていきます。
歯の質の弱い方や知覚過敏などの、状況に応じて最適な方法を検討し審美歯科治療していきます。
歯が黄や茶色に変色してしまう理由
歯の色で悩んでいませんか?
「もう少し白くしたい」、「年々、黄色くなってきた」、「金属を入れたら黒くなった」など、悩んでいる患者様は多くいらっしゃいます。
歯が変色してしまう理由としては、次の様なものが挙げられます。
・先天的な変色(遺伝性、代謝性疾患)
・歯の傷害による変色(失活歯)
・化学物質や薬剤による変色(フッ素斑状歯、TC系薬剤)
・加齢による黄変
等々…
私たちと共に理解を含め、適切な審美歯科治療を行っていきましょう。
ホワイトニングによる歯への影響はありませんか?
ホワイトニング治療によって、歯質がもろくなったり、欠けてしまったりという事はありません。
治療直後は、歯の表面を覆っている膜が除去され、しみてしまいやすい状態になりますが、1~2時間後には唾液によって再生されます。
多少の脱灰は見られますが、問題ない程度ですのでご安心してご治療ください。
オフィスホワイトニング
診療室で行う審美歯科治療です。
なるべく早く効果を出したい方や治療にあまり時間をかけられない方に向いていますが、自宅で行うホームホワイトニングよりも、後戻りが少々早いと言われています。
歯に薬剤(過酸化水素化合物)を塗布し、光を当てて薬剤を分解させると同時に着色成分を分解し歯を白くしていきます。 1週間に1度、計3回来院していただきます。
ホームホワイトニング
ご自分で行うホワイトニングです。
歯科医院で、歯の型を取ってホワイトニング用のトレーを作製し、そのトレーに薬剤を入れ歯にはめる治療です。
トレーをはめている時間は約2時間程度です。
オフィスホワイトニングほど即効性はありませんが、自宅でゆっくりくつろぎながら行えます。
約2週間~3週間程で、白さを実感できます。
また、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うことにより、より効果的に白くすることができます。
マニキュア
爪のマニキュアと同じで、歯に希望の白さの液体を塗り固める審美歯科治療法です。
一時的に白くしたい人におすすめです。
耐久性は、1~3ヶ月程です。
ラミネートベニア
歯の表面の硬い部分を一層削り、そこにネイルチップの様な薄い歯を張り付ける審美歯科治療です。
ホワイトニングと比べかなり白く仕上げることができます。
また、少しの歯並びの修正であれば、矯正を行うよりも短期間でキレイな歯並びの真っ白い歯を手に入れることができます。
セラミッククラウン
セラミッククラウンとは、書いて字のごとくセラミックの冠のことです。
ホワイトニングやラミネートベニアで対処できない場合、このセラミッククラウンを行います。
歯の表面を少し削り、歯全体をセラミックですっぽり包む治療です。
1本から数本までまで幅広く治療することができ、前歯だけでなく奥歯にも可能です。
しかし、他の治療に比べて歯を削る量が多いため、ときには神経を抜く処置が必要な場合もあります。
治療例1)ホワイトニング&矯正
【初診時】
神経のない歯が、黒ずんで全体的に色が黄ばんでいます。
まずホワイトニングを行い、色を整えていきます。
【治療後】
ホワイトニング終了後、下の歯のガタガタと前歯の大きさのバランスや噛み合わせを、矯正治療によって整えていきます。
同時に顎に問題がある場合は、顎関節症の治療も同時に行ないます。
初診時に比べ、黄ばみがとれ、歯の形を整えることができました。
治療例2)レーザー照射による歯ぐきの治療
【初診時】
上の歯茎をみると色素沈着で黒ずんでいます。
レーザー照射によって黒ずんだ歯茎をピンク色に戻していきます。
【治療後】
レーザー使用によって黒ずんでしまった歯茎の色をピンク色に戻します。
半年で数回のレーザー照射後、初診時に比較すると黒い歯茎は綺麗なピンク色に戻すことができました。