万年筆
教授から頂いた万年筆があります。僕の宝物なのですが、ずっと昔に是非宝物にしたいので譲ってくださいとお願いをした事があります。図々しいと思いながらも我慢出来ずにお願いしました。一年近く音沙汰なく諦めていたのですが、5月に突然 4本のモンブランを渡して頂きました。大変高価な物でどれにしようか、書いては試して、どの一本にするかずっと迷っていました。そしてとうとうこれと決めて残りの物をお返ししようとした所、全部僕に頂けるとの事でした。夢の様でした。本日銀座のモンブランに二本だけ持って行き、他の二本は調子が良いのでそのまま使用して、二本のみメンテナンスをする事を決めてきました。少し筆記時にひっかかりがあったので、、、銀座店の最上階に職人さんがいらしてペン先はどれも痛んでいる所はなくオーバーオールだけのおすすめでした。しかしどうもひっかかり書きづらいので、ペン先の修正をお願いしました。面白い事にペン先の修正だけをしてもオーバーオールをしても同じ値段でした。オーバーオールだけであれば10000円でペン先の修正をすると15000円です。ペン先だけの修正でも15000円です。ペン先の交換は必要ないそうです。要するに教授の筆記癖がペン先に残っている為に引っかかりを感じているだけで、どこも故障はないのです。先ペンの修正後僕が使い込むと僕には良い書き心地になり他の人には引っかかりが感じられるかもしれません。昔自分の万年筆は他人には絶対に貸さないと聞いた事がありますが、つくづく本当だなって、思いました。 一生大事にします。